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昭和20年3月卒業生 卒業證書授与式
2014-04-30
10月3日(木) 太平洋戦争末期に広島へ学徒動員されていた旧鳥取高等家政女学校(現本校)の4年生は戦争のさなかにおいてきちんとした卒業式が行われていないことが7年前の本校社会部の研究がきっかけで明らかになってきていました。なんとか学校としての責任を果たす必要があるということで、この度各方面のご協力を得てこの卒業式が実現しました。(10月3日は学徒動員で鳥取を出発した日です)式には平井知事をはじめたくさんのご来賓の臨席をいただきました。卒業生は当時の4年生210名の内、付き添いや代理の方を含め42名の出席をいただきました。卒業生を代表して三ツ井いさ江さんがひ孫の彩乃さん(本校3年在学)に付き添われて卒業証書を小山校長より受け取りました。
在校生代表として、本校社会部部長の寺坂祐介さんが「私たちは皆様がしたくてもできなかった勉強を精一杯がんばり、大先輩の思いをしっかり受け止め、世界平和に貢献できる人材になることを誓います」と力強く述べました。式後参加された卒業生の皆さんは昔を懐かしんだり「ようやく卒業できる。生きていて良かった」と語っておられる方もありました。